の肌は透きとおるほど白く、手を広げて光にかざすと、指先が融けて消えていくように見える。
そんなとき、胸のざわつくのを、人は不安と呼ぶのだろうなあ、と思った。
その指が、俺の頬に触れる。消えてなんかいない。それはたしかにの温度を持って、俺の頬に触れる。
最近、気付き始めていた。
本当にが欲しければ、俺はこの手を拒まなければならないのだ。
だが。
「…………久宜?」
不思議そうに首を傾げたの、黒の双眸に射られる。
それを撥ね退けるなど、誰に出来よう。
「……ああ」
微笑んで、俺の指はのそれを絡め取る。
「きれいだ」
そっと口付けると、更なる深みへと、堕ち行くように彼女を求めた。